ent12051516190015-p1.jpg7月14日公開の映画「ヘルタースケルター」(蜷川実花監督)に主演する女優、沢尻エリカさん(26)の所属事務所は15日、沢尻さんが医師から「一定期間の静養が必要」と診断されたことを明らかにした。
映画のPR活動は休止し、「医師と相談の上、体調を整えてから仕事を再開させていただく予定」としている。

 沢尻さんは5月上旬ごろから、体調不良で相次いで取材をキャンセルしていた。7月5日に予定されている「ヘルタースケルター」ジャパンプレミアへの出演や、その他芸能活動についても「今後の経緯をみて判断する」という。




◆蜷川実花監督のコメント蜷川実花01_.jpg
「私にとってこの『ヘルタースケルター』が宿命だったように、エリカにとっても運命的な作品だったのだと思います。あまりに出来すぎな筋書きに、物語が現実に追いつかれそうな気がしてなりません。
『ヘルタースケルター』を撮っている時、何度も現実と物語がリンクし、境界線が曖昧になる体験をしました。前日の撮影をお互いまったく覚えていない程、私達は物語に進んで沈んでいったのだと思います。現場での彼女はりりこそのものでした。
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『りりこの役がなかなか抜けない』と言っていた彼女に静養が必要なのは、必然のような気がします。魂をかけて今持てるすべてをお互い出し切った、その結果がすべて映画に詰まっています。

『コレで私は胸を張ってみんなの前に立てる。実花さん本当にありがとう』と、映画完成の初号試写が終わった時、手をとり泣きながら言った彼女がもどって来る日を心から待っています」