サイード横田絵玲奈2AKB48の第29弾シングル(12月発売)の選抜メンバー16人を決める「29thシングル選抜 じゃんけん大会」のAKB48研究生予備戦が 4日、東京・秋葉原のAKB48劇場で開催された。本戦への切符を手にしたのは12期研究生、サイード横田絵玲奈(15)。姉は先日、新体操団体のロンド ン五輪代表に決まったサイード横田仁奈(18)。姉妹そろって念願の“切符”を手に飛躍の夏を迎える。

 250人と満員のAKB劇場が、勝者へのどよめきに包まれた。12、13期合わせて21人の研究生が、日本武道館での本戦への1枚の切符を奪い合った熱い戦い。制したのは、12期研究生のサイード横田絵玲奈だった。


 村山彩希(ゆいり=15)との決勝戦をパーで制すると、大きくガッツポーズ。2回戦から4連勝(1回戦シード)で見事、切符をつかんだ。

 「21分の1ですからね。信じられないけど、本当にうれしいです」と喜び、ファンからの「おめでとう!」の声に深々とお辞儀で応えた。

サイード横田仁奈/フェアリージャパン42

 姉妹続けての“幸運”ゲットだった。サイード横田の姉は新体操団体ロンドン五輪代表の仁奈。100人以上の候補の中から新生フェアリージャパン(新体操日本代表)のオーディションに合格し、6月29日に代表入りを果たした。


 一方、妹は今年で3度目のじゃんけん大会で初の本戦出場。「人気、実力、実績関係なく運だけで決める」という理念から、毎年、研究生からもエント リーされている同大会だが、昨年は当時研究生だった小林茉里奈(16)が予備戦を突破し、本戦でも4位になり選抜メンバーの座を獲得している。

 先月30日には大阪・難波のNMB48も予備戦を行い、2年連続出場となる肥川彩愛(ひかわ・あやめ=17)ら6人が勝ち上がった。5日にはSKE48、6日には、指原莉乃(19)が参加するHKT48の予備戦が開催される。


 「武道館に行って、研究生のみんなの分までがんばりたい。目標はセンターです」

 当初は囲み取材が行われる予定だったが、午後9時を過ぎ、15歳ということでコメントの配布のみで、姉に関するコメントは残念ながらなし。それでも、27日に五輪開会式を迎える姉に負けないよう、サイード横田も9月のじゃんけん大会本戦で頂点を目指す。